車の安全確認は、長い間「ミラーを見ること」が基本でした。
けれども、交通環境が変わり、車のすぐ横を自転車やバイクが走る場面が増え、側方確認の重要性はこれまで以上に高まっています。そんな中で注目されているのが、CMS(Camera Monitoring System)という考え方です。国土交通省は、一定の基準を満たすCMSについて、従来の後写鏡に代わる仕組みとして国内基準に取り入れています。
CMSとは
CMSとは、Camera Monitoring System(カメラモニタリングシステム)の略で、これまで車に当たり前のようについていたドアミラーやバックミラーの代わりに、車外に設置したカメラの映像を車内モニターに映し出し、後方や側方の安全確認を行う仕組みのことです。
簡単に言えば、「ミラーで見る」から「映像で確認する」へ変わる、新しい後方確認の仕組みです。
近年、自動車の安全技術は大きく進化しており、ブレーキアシストや車線逸脱警報、障害物検知など、運転を支える機能が増えてきました。その流れの中で注目されているのがCMSです。従来のミラーでは、どうしても見えにくい角度や、天候・夜間・逆光などで確認しづらい場面があります。CMSは、そうした課題に対して、カメラ映像を通じてより分かりやすく周囲を確認するための、新しい選択肢として生まれました。
従来のミラーとCMSの違い
従来のミラーには、長年使われてきた安心感があります。
一方で、鏡である以上、映る範囲や見え方には限界があります。車種や運転姿勢によって見え方に差が出たり、雨粒や夜間の反射で確認しづらくなったり、死角が生まれたりすることもあります。
特に側方確認では、ドアミラーだけでは把握しきれない場面があり、左折時の巻き込みや、自転車・バイク・歩行者との接近に気づきにくいケースもあります。CMSは、こうした「見えにくい」を映像で補おうとする考え方の上に成り立っています。
CMSは単なるカメラではありません
ただし、CMSは単なるカメラではありません。
映像が映ればよいというものではなく、安全確認を担う装置として
一定の条件を満たす必要がある仕組みです。
CMSに求められる条件
- 必要な視界範囲が確保されていること
- 昼夜を問わず見やすいこと
- モニターの配置が適切であること
- 故障時に異常が分かること
このように、実際にはさまざまな条件が求められます。
つまりCMSとは、単なる便利機器ではなく、
車の安全確認に深く関わる電子ミラーの仕組みだと言えます。
CMSと補助確認用カメラは同じではありません
ここで大切なのは、CMSと補助確認用カメラは同じではないということです。
車に後付けするカメラ製品の中には、死角確認や駐車補助、側方確認のために使うものも多くあります。これらは運転を助けるうえで非常に有効ですが、すべてがドアミラーの代わりになるわけではありません。
CMSはあくまで、ミラーの代替として成り立つことを前提にした仕組みであり、一般的な補助カメラとは目的も、求められるレベルも異なります。
エビアイが目指していること
蝦眼(エビアイ)が目指しているのは、まさにこの見えにくい不安を減らすことです。
運転中、「たぶん大丈夫」と思って進んでしまう瞬間こそ、事故の入口になりやすいものです。
特に左折時や幅寄せ時、狭い道でのすれ違い、駐車場からの出庫時など、
車のすぐ横や少し後ろの状況は、ドアミラーだけでは分かりにくいことがあります。
エビアイは、そうした場面で車内モニターに側方の状況を映し出し、
直感的な確認をサポートするための安全補助システムです。
つまり、CMSが「ミラーそのものを電子化する考え方」だとすれば、
エビアイは、今ある運転環境に、より安心な確認手段をプラスする考え方に近い存在です。
いきなりすべてを置き換えるのではなく、
今の車、今のドアミラー、今の運転習慣に寄り添いながら、
見えにくかった部分を補い、安全確認をもっと分かりやすくする。
そこにエビアイらしさがあります。
エビアイが大切にしている安全確認のかたち
蝦眼(エビアイ)は、派手な装備を増やすことよりも、
必要な情報を、必要なときに、シンプルに確認できることを大切にしています。
複雑すぎず、後付けでも使いやすいこと。
運転者が迷わず使えること。
毎日運転する人にとって、自然に役立つこと。
安全装備は、特別な人だけのものではなく、
日々の運転の中で無理なく使えるものであるべきだと、エビアイは考えています。
だからこそ、エビアイは、
「未来の技術を、今の運転に無理なくなじませる」ことを重視しています。
まとめ
CMSという言葉は少し難しく聞こえるかもしれませんが、本質はとてもシンプルです。
それは、見えない不安を減らし、確認をより確かなものにする技術だということです。
そしてエビアイもまた、その考え方に通じています。
ミラーだけでは見えにくい側方と後方を、もっとわかりやすく。
毎日の運転を、もっと安心に、もっと自然に。
それが、エビアイの目指す安全確認のかたちです。